Runway Gen-3 Alpha Turboのカメラコントロール機能はかなり使える!
八百谷 真
RunwayのGen3-Alpha Turboに追加された新機能「カメラコントロール」を使ってみました。FirstとLastの画像を用意しなくてもダイナミックに変化する映像が作成できるのはとても楽しいです。しかもなかなか精度が高いようです。
カメラ位置を動かすことによる画像の映像化が可能
元画像
↑背面の画像だけで前面の映像を描画してくれるのは感動です。ドラえもんのつづきスプレーそのままですね。
今回は実験的に背面画像から前面まで描画する映像生成をしてみましたが、実際には見えていない範囲を生成するのは現実的ではないと感じます。AIにより意図しない要素が描画されるためです。しかし、元画像で見える範囲に限れば、ズームやあおりや回転映像なども今後はAI生成で十分なのではないかと感じる精度です。
蛇足ですが、裸体の背面画像でも試したところアダルト判定されず実行可能でした。ですが前面は自動的に肌着を着ている状態で生成されます。アダルト判定されエラーになれば課金されないのに、強引に生成実行してしまうのは賢い処理ですね…。
作成UIは直感的で分かりやすい
カメラコントロールの設定画面はシンプルで分かりやすく感じました。特に、左上の欄で視覚的に撮影方向が確認出来るのはうれしい仕様です。
単に直立した人体を回すだけなので成功率は高いと思っていましたが、実際には宙に浮いたり歩き出したり腕が変形したり、奇妙な仕上がりになることが多く、結局プロンプトで「直立したサッカー選手。同じポーズのまま。後ろ姿から正面にカメラを回転」といった風に補正しました。
まとめ
- 画像一枚をぐるぐると立体的に動かせるのは楽しい!
- 元画像で見えている範囲ならかなりの精度で生成される
- 元画像で見えていない要素が加わる場合、失敗率が高くなる
- AI側の勝手な解釈が入らないようプロンプトを入れた方が確実
次の機能アップデートも楽しみです!