画像から3Dモデルが自動生成できるMeshy
八百谷 真
「Meshy」は画像から3Dモデルを自動作成してくれるサービス(ツール)です。昨今の連発される新規AIサービスの中でも、よりワンステップ未来を感じさせてくれる驚きの技術です。
プロの3Dモデラーが「涙が止まらない(悪い意味で)」と嘆いているXが万バズしていました…。
3Dデータにしたい画像を用意
うまくいけば弊社シミュレーターにも使えるかもしれないので、サッカーユニフォームを着た人体モデルを作成してみたいと思います。
Stable Deffusionで画像を出力してみました。3Dモデル化しやすいよう、「3Dモデル作成用に両手を広げたポーズ」と指定しました。
こちらの画像を3Dモデル化していきたいと思います。
Meshyで3Dモデル生成
Meshyへ行き、無料試用期間でProプランを選択し試してみました。
テキスト生成モデル/画像生成モデルが選択できますが、画像生成モデルを選び先ほどの画像を読み込ませてみました。
生成は数十秒程度でそれほど待ちません。まずはテクスチャの貼られていないモデリングが4つ生成され、そこからベストな形状のものを選ぶ流れとなります。なおProプランで4回リテイクが出来ますが、生成ごとに意外と形状が異なります。
テクスチャ反映
3Dモデルを決定したら、次はテクスチャ反映です。3Dモデルの時点ではあまり分からなかった細かな仕上がりの良し悪しがここで分かります。
第一印象は凄い!のひとこと。ですが、意外に粗い仕上がりになりますね。元画像と顔も似ていないです。精度の高いモデリングやテクスチャリングは負荷が高くなりすぎるからでしょうか。
画像と同じ視点だと比較的綺麗に見えますが、視点を回転させるとモデル形状やテクスチャの貼り方におかしな点が見受けられます。
任意の場所を指定してテクスチャをAI再生成できる機能もあるので、コツを覚えればある程度調整できそうです。
プリセットのアニメーションを付けられる!
嬉しいことに、関節の位置を簡単に定義するだけで約30パターンのプリセットのアニメーションをさせることができます。今のところはおまけのような感じで、細かな調整やオリジナルアニメーションデータの追加などはできないです。プリセットがごついモンスターの動きなので女性だと違和感あります。
蛇足ですが、アダルト系画像も問題なく3D生成してくれます。しかし粗いのであまりエロくありません。
まとめ
- 未来を感じる!
- 生成は数十秒程度で軽さ重視
- モデリングもテクスチャも高精細ではなく荒い
- 顔の再現性は低い
- 画像の向きと違う視点では再現性が低い
- アニメーションも手軽に付けられる
- アダルト画像も生成可能
現状ではきちんとした仕事に使うには難しいですが、それも時間の問題かもしれませんね。
おまけ
サブスクリプションをキャンセルし「品質面に不満」と回答したら、生成したモデルを評価して満足するまで再生成できる機能があることを教えてくれました。クォリティが惜しい水準で、リテイクのコストに悩んでいる方には良いかもです。さらにキャンセルを続行すると次回更新50%OFFクーポンが提示されます!