ついにAIらしさゼロ!?Imagen 3 が生成する人間のリアルさ
八百谷 真
2022年に最初のAI生成画像サービスがリリースされてはや2年経ちますが、各社しのぎを削りながら猛烈なスピードで進化しています。
しかし我々人間もすぐに適応するもので「あ、いかにもAIらしい写真だな」と識別できる目を持つようになりました。とても美しく芸術的な写真であっても、AIだと分かってしまうと不思議と冷めるものです。
Google開発によるimagen3の画像生成では、とくにAIとバレやすい人間の生成画像さえも現実と見分けがつかないレベルになったようです。果たして人間はこのレベルも識別できるようになるのでしょうか。
普通にテキストプロンプトのみで生成
image2imageのような小細工はせず、純粋にシンプルなテキストプロンプトから人体モデルを出力してみます。
自然な生成画像
ガメラ視点やポーズ、かなり意図通りに出力してくれます。そしてリアルですね!表情の自然さ、指の正確さ、日差しの光源と影の統一感など、こまかなツッコミが出来ない品質です。
女性は、わずかにAIぽさがある気がしますが、それでも普通の写真に紛れていれば分からないレベルですね。美しすぎる=AI生成という先入観もあるので、整いすぎている人体モデル画像は採用しない方が良さそうです。
着せ替えモデルに活用
このリアルな人体モデルを使い、Kling AI などで製品絵型を着せ付けすれば、ECサイトのモデルはこれで十分成立してしまいます。凄い時代ですね!(この例では少し服のリアリティが足りないかも)
おまけ:画像からプロンプト生成
なお、imagen3では逆に画像からプロンプトを生成することもできますので、プロンプトの作り方に悩んだら使いたい機能です。