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WordPressのACFをアップデートすると、SCFという別のプラグインに置き換わる!? ACFを使い続けるための解決方法

高橋 雪

https://www.advancedcustomfields.comからの引用

WordPressACFがSCFになったことを示す画像

WordPressの超有名プラグインACF(advanced custom fields)が、アップデートすると「SCF(Secure Custom Fields)」になってしまう現象が起きており、問題となっています。

今回は影響範囲と解決方法をまとめました。

直接の原因

直接の原因は、ACFの開発チームが長年にわたり、WordPressコミュニティ向けに開発してきたAdvanced Custom Fieldsプラグインが、Matt Mullenweg(マット・マレンウェッグ)氏によって変更され、Secure Custom Fieldsという名称に置き換えられたことです。

マット氏はセキュリティの問題や商業的なアップセルを解消するためとしていますが、マット氏とACF開発元のWP Engine社は商標権の問題で争っているため、それが今回の問題を引き起こしたと想定されています。

対象範囲

今回の改変は、無料版のACFのみが対象です。プロ版のACFを使用している場合は、影響はありません。

問題

ACFをアップデートすると、SCFに置き換わります。

また、この変更により、ACFチームがWordPress.org上でのプラグインの管理権限を失ったため、アップデートやサポート等の対応ができなくなりました。

今のところ、ソースコードに変更はありませんが、SCFは非商用プラグインとなり、開発チームやサポートチームを募っている状況のため、メンテナンスが十分にされなくなる可能性があります。

解決方法

ACFの無料版を使用している場合、advancedcustomfields.comからバージョン6.3.8を一度ダウンロードすることで解決できます。その後はWP管理パネル経由で通常通りアップデートできるようになるそうです。

▼ダウンロードURL

https://www.advancedcustomfields.com/blog/installing-and-upgrading-to-the-latest-version-of-acf/

Secure Custom Fieldsからの巻き戻し

もしサイトがすでに「Secure Custom Fields」プラグインにアップグレードされている場合、同様のプロセスでACFの正規バージョンに戻すことが可能です。

ACFの今後

advancedcustomfields.comからバージョン6.3.8をダウンロードすれば、引き続きACFを利用でき、そちらに関してはACF開発チームが今後も開発・サポートを続けるそうです。

まとめ

ACFは多くの人に使われているプラグインのため、突然の改変や権限の喪失は、WordPressのオープンソースの理念を覆すとして、様々な波紋を呼んでいます。今後も動向を確認していく必要がありそうです。

参考情報:

https://www.advancedcustomfields.com/blog/acf-plugin-no-longer-available-on-wordpress-org/

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